v2x Server & Identity Linux版

このドキュメントでは、RPM、DEB、および TARパッケージを使用してLinuxマシンに OpenLM Server v21およびIdentity Serviceをインストールするために必要な手順について説明します。

1. 要件 #

Linuxパッケージの依存関係:

Server: systemd, redhat-lsb, libgdiplus, dotnet core, powershell coreServer

Identity Service: systemd, dotnet core, powershell core

PuttyおよびWinSCPソフトウェアの使用環境が、OpenLM Serverのインストールの前提条件です。これらは、Windows用ツールであり、WindowsマシンからLinuxマシンへ対話するために必要です。Putty / WinSCP以外でもコンソールを開いてLinuxマシンにファイルをコピーできる任意のツールを使用できます。プロトコル: Putty(SSHプロトコル)、WinSCP(SCPプロトコル)。

2. Puttyを使用してLinuxマシンに接続します #

Puttyを使用して Linux マシンに接続するには、Putty セッションウィンドウに Linux マシンアドレスを追加します。接続先の Linux マシンのホスト名と IP アドレスを入力します。必要な詳細を入力した後、[開く]ボタンをクリックします。

ログイン資格情報を使用して Linux マシンに接続し、システムパスワードを入力します。

RPMの場合: 以下のコマンドを入力して、OpenLMアプリケーションがインストールされているかどうかを確認します。

sudo rpm -qa | grep openlm

情報が何も返されない場合はOpenLMアプリケーションがインストールされていないという意味です。

DEBの場合: 以下のコマンドを入力して、OpenLMアプリケーションがインストールされているかどうかを確認します。

sudo apt list –installed | grep openlm

Tar.Gzの場合 : 以下のコマンドを入力して、OpenLMアプリケーションがインストールされているかどうかを確認します。

sudo ps -aux | grep openlm

又は

ls /etc/systemd/system

又は

ls /opt

関連情報が返されない場合は、OpenLMアプリケーションがインストールされていません。

注意: Puttyコンソールで表示の不具合が発生した場合は、CMDウィンドウを開いて以下のコマンドを使用します。/p>

ssh [ユーザー]@[IP|ホスト名]

3. RPMを使用したOpenLM Serverのインストール #

OpenLM Serverをインストールするには、次の手順に従います。

1. RPMインストールファイルをマシンにダウンロードします(例えば、ダウンロードフォルダに)。

2. WinSCPを開き、Linuxマシンに接続します。

3. ログイン認証情報を使用してログインし、ダウンロードしたRPMファイルをWindowsマシンからLinuxマシンにドラッグ&ドロップします。

注意: RPMパッケージには、いくつかの依存関係が含まれています。これらの依存関係をすべて自動的にインストールするには、ディストリビューションで yumが使用可能な場合は、以下のコマンドを使用します。

sudo yum install [RPMファイル]

それ以外の場合は、コピー処理が完了した後、Puttyに戻り、以下のコマンドを実行します。

sudo rpm -i [RPMファイル]
(例:sudo rpm -i openlm_server-21.6.9-937.x86_64.rpm)

注意: RPMで依存関係を確認するには、次のコマンドを使用します。

rpm -qp [RPMファイル] –provides

rpm -qp [RPMファイル] –requires

4. データベース構成のウィンドウが開いたら、希望のデータベースプロバイダーに新しい空のデータベースを作成します。コレーション(照合)についてはシステム要件をご一読ください。

注意: 互換性のあるデータベース: MS SQL、MySQL、Mariaデータベース。

サーバー名、データベース名、およびユーザー資格情報 (ユーザーID とパスワード) を指定し、 [接続のテストと承認] ボタンをクリックします。

このメッセージは、インストールプロセスが完了したことを確認します。

5. OpenLM Serverにライセンスを追加します。

/opt/openlm/licenseフォルダに cpコマンドを使用します。

又は

WinSCPに移動し、ライセンスファイルをWindowsマシンから Linuxマシンにドラッグ&ドロップで、/opt/openlm/license フォルダにドロップします。

OpenLM Serverサービスを再起動して、ライセンスを適用します。以下のコマンドを実行して、OpenLM Severサービスを再起動します。

sudo service openlm restart

又は

sudo systemctl restart openlm

これで、OpenLMのインストールが完了しました。Linuxマシン上の OpenLM Serverはブラウザーで、http://[IP|ホスト名]:5015 で開きます。

4. RPMを使用したIdentity Serviceのインストール #

Identity Serviceをインストールするには、次の手順に従います。

1. Identity Service RPMファイルをコピーします。WinSCPを使用してLinuxマシンにアップロードし、インストールします。

2. 新しいデータベースを作成し、Identity Serviceのインストール中にこのデータベースを指定します。コレーション(照合)についてはシステム要件をご一読ください。

3. Identity Serverのポートを選択します (デフォルトは5000、Enterキーを押します)。

4. リンクhttp://[FQDN]:5000を介して Identity Serviceを開く。ここでは、FQDNは完全修飾ドメイン名を意味します。

OpenLM ServerのセキュリティをONにします。

以下のコマンドを実行して OpenLM Serverサービスを再起動します (IdentityServiceのユーザーアカウントがOpenLM Serverに存在する必要があります)。

sudo service openlm restart

又は

sudo systemctl restart openlm

OpenLM Server appsettings.json:設定が正常であることを確認するには、次のコマンドを使用します。

cat /opt/openlm/bin/appsettings.json

[Client Secret ] フィールドと [Authority ] フィールドには、 [EnableSecurity] フィールドがTrueに設定されていると共に、値が入力されている必要があります。

5. 便利なRPM固有のLinux Sudoコマンド #

RPMをインストールするには:

sudo rpm -i [RPMファイル]

又は

sudo yum install [RPMファイル]

RPMをアップグレードするには:

sudo rpm -U [RPMファイル]

又は

sudo yum update [RPMファイル]

アンインストールするには:

sudo rpm -e [RPMファイル]

又は

sudo yum remove [RPMファイル]

インストールされているOpenLMアイテムを確認するには: sudo rpm -qa | grep openlm

インストールされている項目の1つをアンインストールするには: sudo rpm -e [名前]

修復するには:

sudo rpm -i –replacepkgs [パッケージ名]

ライセンスファイルのコピー:

sudo cp [ライセンスファイル名] /opt/openlm/license/

サービスの再開

sudo service openlm restart

OpenLM Serverオプション:

DB構成ツール:

sudo pwsh /opt/openlm/tools/postinstall/start-serverdbconfiguration.ps1

DBアップグレードツール:

sudo pwsh /opt/openlm/tools/postinstall/start-alldbupgradeapi.ps1

Identity Serviceオプション:

DB構成ツール:

sudo /opt/securityservice/tools/postinstall/start-identitydbconfiguration.ps1

6. DEBを使用したOpenLM Serverのインストール #

1. Debianパッケージをサーバーにコピーします。

2. aptバイナリを使用してインストールします。以下のコマンドを実行します。

– sudo apt install ./[Debファイル]

3. データベースの接続を設定します。

次の行が表示されます。

4. OpenLM Serviceが実行されていることを確認します。以下コマンド。
sudo service openlm status

5. ライセンスファイルを/opt/openlm/licenseにコピーします。以下コマンド。

– sudo cp [ライセンスファイル名] /opt/openlm/license/[ライセンスファイル名]

OpenLM Serverインターフェイスに接続します。リンク: http://[ホスト名]:5015 を Web ブラウザで表示します。ホスト名は OpenLM Serverがインストールされているサーバーのホスト名です。

7. DEBを使用したIdentity Serviceのインストール #

1. Debian (DEB)パッケージをサーバーにコピーします。

2. aptバイナリを使用してインストールします。以下のコマンドを実行します。

– sudo apt install ./[Debファイル]

3. データベースの接続を設定します。

4. Identity Serviceのポートを選択します(デフォルトでは5000、Enterキーを押します)。

作成されたデータベース:

5. Identity Service Webブラウザに接続する場合は、http://[FQDN]:[ポート]を使用します。FQDNは完全修飾ドメイン名を意味します。

注意: 空白のページが表示される場合は、正しいFQDNが使用されていないことを意味します。

8. 便利なDEB固有のLinuxコマンド #

Debianパッケージとその設定ファイルをシステムからインストールしてアップグレードするには、次のコマンドを実行します: sudo apt install ./[DEBファイル] (アップグレードも同じ)

Debianパッケージとその設定ファイルをシステムから削除するには、次のコマンドを実行します: Sudo apt purge [DEBファイル]

9. TARを使用したOpenLM Serverのインストール #

OpenLM Serverをインストールするには、次の手順に従います。

1. TARインストールファイルをコンピュータにダウンロードします (たとえば、ダウンロードフォルダに保存します)。

2. WinSCPを開き、Linuxマシンに接続します。

3. ログイン認証情報を使用してログインし、ダウンロードしたTARファイルをWindowsマシンからLinuxマシンにドラッグ&ドロップします。

4. コピー処理が完了したら、Puttyに戻り、以下のコマンドを実行します。

sudo tar -xvf [TARファイル]

又は

sudo tar -xvf [TARファイル] -C [目的先]

cd [目的先]

sudo /bin/bash ./installer.sh

5. データベース構成のウィンドウが開いたら、希望のデータベースプロバイダーに新しい空のデータベースを作成します。

作成したデータベースを指定し、 [接続と承認のテスト] ボタンをクリックします。

次の行が表示されます。

6. ライセンスをOpenLM Serverに追加します。

又は

In Putty, go to OpenLM folder using this command: cd /opt/openlm

WinSCPに移動し、ライセンスファイルをWindowsマシンからLinuxマシンにドラッグ&ドロップして、/opt/openlm/license フォルダにドロップします。

OpenLM Serverサービスを再起動して、ライセンスを適用します。以下のコマンドを実行して、OpenLM Serverサービスを再起動します。

sudo service openlm restart

又は

sudo systemctl restart openlm

これで、OpenLMのインストールが完了しました。Linuxマシン上のOpenLM Serverは、リンクhttp://[IP|ホスト名]:5015をブラウザで開きます。

10. TARを使用したIdentity Serviceのインストール #

Identity Serviceをインストールするには、次の手順に従います。

1. Identity Service TARファイルをコピーします。WinSCPを使用してLinuxマシンにアップロードし、インストールします。

以下のコマンドを実行します。

sudo tar -xvf [TARファイル]

又は

sudo tar -xvf [TARファイル] -C [目的先]

cd [目的先]

sudo /bin/bash ./installer.sh

2. 新しいデータベースを作成し、Identity Serviceのインストール中にこのデータベースを指定します。

3. Identity Serviceのポートを選択します (デフォルトは5000、Enterキーを押します)。

4. リンクhttp://[FQDN]:5000を介して Idenitity Serviceを開きます。FQDN は完全修飾ドメイン名を意味します。

OpenLM ServerのセキュリティをONにします。以下のコマンドを実行して OpenLM Serverサービスを再起動します (Identity Serviceのユーザーアカウントは OpenLM Serverに存在する必要があります)。

sudo service openlm restart

又は

sudo systemctl restart openlm

以下の画面に示すように、次のコマンドを使用して、OpenLM構成ファイルの上記の接続プロセスの最中に「Auth」セクションに値が入力されていることを確認します。cat /opt/openlm/bin/appsettings.json

11. 便利なTAR固有のLinuxコマンド #

tar -xvf [Tarファイル] -C [目的先フォルダー] :このコマンドでは、-xvf は強制上書きと詳細モードでの抽出を意味し、-Cは抽出先ディレクトリを意味します。

sudo /bin/bash /install.sh:このコマンドは、installer.sh スクリプトを実行するbashプロセスを開きます。

sudo ps -aux | grep openlm: OpenLMパターンを含むプロセスを現在開いているプロセス群からフィルター処理して一覧表示します。

12. 略称 #

FQDN – 完全修飾ドメイン名

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