ライセンス自動回収

1. 手動

ライセンスアドミニストレーターはOpenLM EasyAdminウェブインターフェイスを監視し、 手動でライセンスプールにライセンスを回収できます。

2. Suspend&Resume(一旦停止と再開)

OpenLMは自動的にアイドル状態のFlexLMライセンスを検知し、アプリケーションのプロセスを一旦停止させます。この方法はSuspend&Resume(一旦停止と再開)として参照されます。

3. Save&Close(保存と閉じる)

OpenLMは自動的にアイドル状態のMATLAB、Autodesk、Solidworks、CATIAとArcGISのセッションを保存して閉じることができます。専用拡張機能の使用でそうする事ができ、特に、各アプリケーションにOpenLMによって実施されます。この方法は“Save&Close”(保存と閉じる)として参照されます。

4. Agent プロシージャ

 “Agentプロシージャ”を通した回収をご参照ください。

“Save&Close”(保存と閉じる)機能 #

”Save&Close”(保存と閉じる)方法で、アイドル状態が特定され、ユーザーの仕事が保存され、アプリケーションは閉じられます。自動的に保存される場所は設定可能で、現行のプロジェクトを必ずしも上書きしません。”Extension dedicated functions”(専用拡張機能)のセクションをご覧ください。

”Save&Close”(保存と閉じる)方法は特定のライセンスアプリケーションのベンダーにのみ適用可能です。

  • ArcGISとArcGIS Pro
  • AutoCAD (acad.exeプロセスを使用する全てのフィーチャー)
  • SOLIDWORKS
  • MATLAB
  • CATIA

OpenLM Agentインストレーション #

“Save and close”(保存と閉じる)方法はライセンスの回収が必要な全てのエンドユーザーのワークステーションにOpenLM Agentをインストールする必要があります。

1. 閉じる拡張機能が可能なアプリケーション(ArcGIS / ArcGIS Pro / MATLAB / Autodesk / Solidworks / CATIA )が
ワークステーションにインストールされているか確認。

2. OpenLM Agentをワークステーションにインストールしてください。OpenLMダウンロード。 手動でも静的なmsiexecGPOでも可能です。

3. OpenLM Agentを手動でインストールする場合、ArcGIS、 Autocad、 Matlab、SOLIDWORKS、CATIA等がコンピューター上にある場合、OpenLM拡張機能ダイアログウインドウが次のように開きます。適切なソフトウェアを選びインストールを続けてください。

OpenLM Agentは各サポートするアプリケーションに拡張機能を追加します。 拡張機能が適切に追加されたか本書の最後の付録「OpenLM拡張機能インストール検証」を参考に確認してください。

OpenLMで“Save and Close”(保存と閉じる)を設定 #

(保存と閉じる)機能をサポートするアプリケーションに設定するには次の工程が必須です。ArcGISの様に同じライセンスを複数のアプリケーションに使用するアプリケーションは(例: ArcMap, ArcCatalog, ArcGlobe)、これらの工程を繰り返す必要があり、制御したい各アプリケーションに同じアイドル時間値を設定しなければなりません。

1. EasyAdminブラウザを立ち上げてください(Windows Start Menu(ウインドウスタートメニュー) → All Programs(全プログラム) → OpenLM → OpenLM EasyAdmin2

2. EasyAdmin Start(スタート) → Administration(管理パネル) → Process/Features(プロセス/フィーチャー) Process/Features(プロセス/フィーチャー)ウインドウが開きます。

3. 拡張機能可能アプリケーション(ArcGIS / ArcGIS Pro / MATLAB / AutoCAD / SolidWorks)を選択し、‘Edit’(編集)ボタンをクリックしてください。

4. 編集画面で、ライセンスリリース方法をドロップダウンからクリックして、Extensionを選択してください。

5. “Enable License release functionality”(ライセンスリリース機能を実行可能にする)チェックボックスをクリックしてください。

6. “Enable License release functionality”(ライセンスリリース方法)パラメター はアイドル状態と認知した時のライセンス回収のポリシーを決めます。

  • 使用状況によってライセンスのリリースを開始 … (デフォルト: 80%): 定義されたライセンス使用量パーセンテージを超えた場合、チェックアウトされているライセンスは回収候補となります。
  • アイドル時間ライセンスリリース条件 (デフォルト: 15分): アイドルライセンスはこの定義された時間を超えてアイドル状態だった場合回収対象となります。

7. ‘Advanced’(アドバンス)パネルに進み、システムリソース条件のパラメターを設定してください。これらの数字は、監視されたアプリケーションがアイドルかどうか決めるための条件です。デフォルト値はOpenLM Support Teamの指示に従って自分では変更しないでください。変更するとOpenLMシステムのパフォーマンスを損なう可能性があります。

  • % Processor time プロセサータイム(デフォルト: 2): そのアプリケーションがアクティブ時のCPU使用パーセンテージ条件です。ワークステーションのプロセサータイムが定義されたパーセンテージより低くなるとソフトウェアは閉じられます。
  • I/O Data operations / sec 毎秒入出力データ操作(デフォルト: 2): 同様に、そのアプリケーションがアクティブ時の入出力条件です。毎秒のディスクオペレーション数が定義された値より低い場合にソフトウェアは閉じられます。
  • User usage ユーザー使用状況(デフォルト: 2): ワークステーションでユーザーモードのプロセスに対するプロセサー使用率です。

8. ‘Save’(保存)をクリックしてください。

以上です #

あなたのアプリケーションライセンスは“Save&Close”(保存と閉じる)方法でOpenLMによって最適化されるよう設定されました。

  • アイドルアプリケーションは保存して閉じられます。適切な通知がワークステーションのモニターに現れます。
  • アプリケーションの活動はPersonal Dashboard (End User Service)で”Recently closed“最近クローズしたドキュメントを通して再開できます。

CATIAの場合: CATIAに「保存と閉じる」を設定するには、 EasyAdmin Start(スタート) → Administration(管理パネル) → Process/Features(プロセス/フィーチャー) Process/Features(プロセス/フィーチャー)ウインドウ

  1. 「追加」ボタンをクリック。例えばCNEXTとプロセス名を入力します。説明を入力しベンダー名を選択します。
  2. Enable License release functionality(ライセンスリリース機能を実行可能にする)チェックボックスをクリックしてください。
  3. License release methodライセンスリリース方法)をドロップダウンからクリックして、Extensionを選択してください。

4. これらのパラメーターはアイドル時間とライセンス回収プロセスをアプリケーションに適用するポリシーを決めます。

  • 使用状況によってライセンスのリリースを開始 … (デフォルト: 80%): 定義されたライセンス使用量パーセンテージを超えた場合、チェックアウトされているライセンスは回収候補となります。
  • アイドル時間ライセンスリリース条件 (デフォルト: 15分): アイドルライセンスはこの定義された時間を超えてアイドル状態だった場合回収対象となります。

5. Track process Idle / Active Periods (アイドル/アクティブ時間のプロセス追跡: このチェックボックスをONにしないとアイドル時間は追跡されません。値(デフォルト1)はアイドル時間をレポートする前の余裕時間です。

6. ‘Advanced’(アドバンス)パネルに進み、システムリソース条件のパラメターを設定してください。これらの数字は、監視されたアプリケーションがアイドルかどうか決めるための条件です。デフォルト値はOpenLM Support Teamの指示に従って自分では変更しないでください。変更するとOpenLMシステムのパフォーマンスを損なう可能性があります。

  • % Processor time プロセサータイム(デフォルト: 2): そのアプリケーションがアクティブ時のCPU使用パーセンテージ条件です。ワークステーションのプロセサータイムが定義されたパーセンテージより低くなるとソフトウェアは閉じられます。
  • I/O Data operations / sec 毎秒入出力データ操作(デフォルト: 2): 同様に、そのアプリケーションがアクティブ時の入出力条件です。毎秒のディスクオペレーション数が定義された値より低い場合にソフトウェアは閉じられます。
  • User usage ユーザー使用状況(デフォルト: 2): ワークステーションでユーザーモードのプロセスに対するプロセサー使用率です。

7. ‘Save’(保存)をクリックしてください。

CATIAの使用はOpenLMの保存と閉じる機能によって自動的に最適化されます。

  • アイドルアプリケーションは保存して閉じられます。
  • 適切な通知がワークステーションのモニターに現れます。

拡張機能専用機能 #

EasyAdminの管理パネルのActive Agentアイコンは拡張機能専用タブを開きます。拡張機能専用タブは次の3つの項目と関係します。

  • 拡張機能のコントロール
  • 閉じられたときに保存もしくはリポートされないソフトウェア
  • 閉じられたときに保存されないプロジェクトのディレクトリリスト

注意: OpenLMは拡張機能専用の設定をデフォルトに設定して頂くようにお勧めいたします。なぜならこれらの項目は上級ユーザー者向けだからです。

“Extensions dedicated”(拡張機能専用)設定を適用するには、OpenLM Start(スタート) → Administration(管理パネル) → Active Agent(アクティブエージェント)で”Extension dedicated”(拡張機能専用)タブを選択してください。

プロジェクトを保存して閉じるフォルダー #

自動的にプロジェクトを保存するフォルダーを特定してください。

既存プロジェクトへの上書き #

  • Checked チェック(デフォルト): 同じファイル名が、アプリケーションがアイドルで閉じられたと検知される度にプロジェクト保存に使用されます。
  • Unchecked チェックなし: 各アイドルアプリケーションが閉じられるイベント毎に、保存プロジェクトの新しいコピーが作成されます。

ソフトウェアスタートアップ時に拡張機能表示(ArcGISのみ) #

  • Checked(チェック): アイドルや閉じられたと検知された後にアプリケーションをリスタートするとアプリケーションの拡張機能リストが表示される。ある拡張機能の使用状況を確認するようにユーザーに手動で促すのに便利です。
  • Unchecked(チェック無) (デフォルト): アイドルや閉じられたと検知された後アプリケーションをリスタートしてもアプリケーションの拡張機能リストは表示されません。

シャットダウン時にライセンスされた拡張機能を切る(ArcGISのみ) #

  • Checked チェック(デフォルト): アイドルアプリケーションと共にライセンスを要求する拡張機能も閉じられます。アプリケーションをリスタートする時に、ユーザーは拡張機能にライセンスを得ることが求められます。
  • Uncheckedチェック無: アイドルアプリケーションと共にライセンスを要求する拡張機能は閉じられません。

カスタムコマンドを切る(ArcGISのみ) #

  • Checked チェック(デフォルト): アイドルアプリケーションと共にライセンスを要求しない拡張機能も閉じられます。
  • Uncheckedチェック無: アイドルアプリケーションと共にライセンスを要求しない拡張機能は閉じられません。

拡張機能が使用量条件を超えた時のアプリケーションの動作(ArcGISのみ) #

Active Agentのお好みの設定に従って閉じるように強制されなかったアプリケーションのイベントを操作する方法が2つあります。そのアプリケーションに埋め込まれたライセンスされた拡張機能は強制的に閉じられます。これらの2つのオプションであるオペレーションは拡張機能を切るか、アプリケーションを一緒に閉じるかです。

アプリケーションのシャットダウン(時間設定) #

2段階操作です。ステップ1は全ての稼働アプリケーションをシャットダウンするボックスをチェックします。ステップ2は稼働アプリケーションが自動的にシャットダウンする時間を設定します。

AgentでHide “Set ArcGIS License Level”(ArcGISライセンスレベルの設定)を隠す #

このボックスをチェックする事で、ユーザーがAgentでArcGISライセンスレベルを調整するのを防ぎます。

ソフトウェアが閉じられた後保存しないしレポートされない #

アプリケーションが閉じられても保存されない物をリスト化します。例:ArcCatalog.exeは自身の権利で実質的なデータを持たないファイルフラウザです。それ故保存されません。追加ボタンでリストにもっとそれらのアイテムを追加しましょう。

閉じられたときに保存されないプロジェクトのディレクトリリスト #

アプリケーションが自動に閉じられた時、変更が何もされないディレクトリのリストです。開始されるたびに同じ静的情報を保つ必要があるプロジェクトに意図されています。追加ボタンでリストにもっとそれらのアイテムを追加しましょう。

付録A: OpenLM拡張機能インストール検証 #

ESRI ArcGIS Desktop #

  • Customize(カスタマイズ)をクリック → Extensions(拡張)を選択
  • OpenLM ArcGIS Extensionがリストに表示されボックスがチェックされてるか確認します。

ESRI ArcGIS Pro #

メインメニューでAdd-In ManagerをクリックしOpenLM_ArcGISPro_Extension_2が表示されるか確認してください。

Autodesk AutoCAD #

保存と閉じる機能はacad.exeプロセスを使用するAutodeskソフトウェアアプリケーションに有効です。

  • 例えばAutoCAD Map 3Dでは、 AutoCADウインドウの底部で「OLM」コマンドを入力してください。Agentの拡張機能がインストールされている場合、ユーザーは下記に示すメッセージを受け取ります。

拡張機能がインストールされてない場合、エラーメッセージが表示され、“OLM”コマンドが認識されてないと述べられます。

MathWorks MATLAB #

MATLABを開くと、コマンドウインドウがSTARTUP FILEステータスを表示します。

Dassault Systèmes SOLIDWORKS #

Tools → Add-Ins. OpenLM拡張がリストにありボックスがチェックされてるか確認してください。

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