オートデスク(Autodesk)は、マルチユーザーサブスクリプションラセンスを使用している組織に、ネームドユーザー単位ライセンス(Standard サブスクリプション:ユーザー単位管理プラン)への移行を推進しています。移行プログラムは2020年5月に開始され、それ以来、この「マイナーな」変更が組織にとって大きな課題であることが明らかになりつつあるため、ベンダーは移行の期限を繰り返し延期しています。その理由は?オートデスクのソフトウェアインベントリがどのように使用されているかを理解していないと、ネームドユーザー単位ライセンス(Standard サブスクリプション:ユーザー単位管理プラン)への移行が組織に深刻な損害を与える可能性があるためです。
オートデスクのライセンス消費量(参考例)
100人のユーザーがいる企業、あるいは組織があるとしましょう。組織には30のネットワーク(マルチユーザー)ライセンスがあり、ニーズに対応しているため、それぞれがAutoCADにアクセスできます。100人の従業員のうち、少なくとも3つのレベルのユーザーがいます。
最初のレベルは、AutoCADを1日6時間使用する設計者である約50人で構成されています。彼らは図面を作成するためい、アプリケーションを使用します。
2番目のレベルは、約20人の設計者の管理者で構成されています。彼らは、AutoCADを1日1〜2時間使用して、図面を確認します。
次に、第3レベルのトップマネージャーである約10人が、月に1回だけAutoCADを使用して、実際に行われたことを確認したり、顧客からのコメントを確認したり、図面に署名を追加したりします。
最後に、残りのユーザーは30人で、プロジェクトがどこに向かっているのかを確認し、顧客とコミュニケーションをとるために、AutoCADをときどき起動します。彼らはそれを年に数回しか使用しません。
オートデスクはこの企業・組織に何を提供していますか?
オートデスク(Autodesk)は、移行プログラムを通じて、この企業・組織に30のネットワークライセンスと引き換えに60のネームドユーザーライセンスを提供しており、今後数年間はライセンスにおいて現在の料金を請求することを約束しています。
オートデスクの提案に関する主な問題
ただし、このオファーには大きな問題があります。これまで、この企業・組織は同時ライセンス(コンカレントライセンス)に基づいたワークフローを構築しており、必要に応じて誰もがAutoCADにアクセスできました。この状況ではでは、組織のソフトウェア資産管理担当者は、AutoCADにアクセスできる60人だけを選択する必要があります。オートデスクに頼ることはできません。オートデスクに関する以下に揚げるデータがないため、ここではあまり役に立ちません。
- 誰がどのアプリケーションを使用しているか
- どのフィーチャー
- どれだけの時間
- 彼らが遭遇した拒否(デナイアル)の数
- 彼らが使用しているライセンスマネージャーの数など
ベンダーは、組織内のワークフローとライセンスの消費傾向について何も知りません。これはOpenLMなどのデータライセンス監視および管理ツールが提供するデータです。ベンダーは、企業や組織に下取りの取引を受け入れるように強制するだけです。
オートデスク(Autodesk)が提供していないのは、残りの40人のライセンスのバランスの欠落です。つまり、組織がライセンスを購入した場合を除き、移行後はこれらのユーザーはAutoCADにアクセスできなくなります。
これは何を意味するのでしょうか?簡単に言えば、これは予算に大きな欠落部分が生じることになり、ネットワーク/マルチユーザーサブスクリプションライセンスからネームドユーザー単位ライセンス(Standard サブスクリプション:ユーザー単位管理プラン)への最適な移行を計画する際の企業や組織にとっての課題を意味します。
これと同じの課題に直面していますか?OpenLMは、移行を円滑におこなうためにお手伝いいたします。今すぐお問い合わせください!