Autodesk のライセンスアドミニストレーターはライセンス カスケーディングのコンセプトにたいへん精通しています。 ライセンス選択のこの形式(ユーザの必要性、コストの配分を基にする)は、最適なライセンスの使用ポリシーを維持するためのバックボーンとして役立ちます。 これは特に入念に作成されたライセンス展開スキームを維持するような大組織に向いています。
Autodesk ライセンス カスケーディングとは?
要するに、カスケーディングはすべてのユーザーが仕事をこなすために必要な最低のランキングにあるライセンスを確実に消費できるよう設計されています。 より低位のランキングにあるライセンスがすべて消費されている場合や、ユーザーが現在の製品で利用されないい機能で十分間に合う場合、 Autodesk のライセンスはそのランキングまで移動され、これにより利用内容の契約とコストにおいてライセンスの使用は最適化されます。
例
カスケーディングのポリシーはドのライセンスが消費されるかにおいて特定の順番を示します。例えば:
- より低いランキングにある単一のプロダクトのライセンスはより高いランキングの単一のプロダクトのライセンスより前に消費されます。
- 単一のプロダクトのライセンスはスイートライセンスの前に消費されます。
- プレミアムスイートライセンスはアルティメットスイートライセンスより前に消費されます。
- ローカルライセンスはグローバルライセンスの前に消費されます。
ライセンス カスケーディングの範疇にないものは?
ライセンス カスケーディングは別のバージョンの Autodesk の製品の使用をカバーしません。
何らかの理由でライセンス アドミニストレーターのうち何人かは“前のライセンスの権限” とライセンス カスケーディングの利点を混同する傾向があります。
そこで説明しておきます。
2つのスイートプロダクトでユーザーがライセンスをチェックアウトする場合(例えば AutoCADと Revit)カスケーディングのメカニズムは最大限のライセンスの利用を確保するために前出の2つのライセンスの代わりに1つのスイートライセンスを選択することができます。 これは別のバージョンのプロダクトのチェックアウトのケースには該当しません。(例えば AutoCAD 2016 とRevit 2017) なぜなら、別のバージョンのプロダクトが同じカスケーディングの順番のリストのメンバーではないからです。 別のバージョンのプロダクトのチェックアウトは、同じユーザーによって、同じワークステーションにおいて行われる時でさえ、ライセンス消費の重複を生じるからです。
それではどう対処しますか?
さまざまなバージョンの製品販売開始に起因するライセンス消費の重複を最小限にとどめることがライセンスのアドミニストレーターの責務です。アドミニストレーターは様々な方法で特定のバージョンのプロダクトの使用を制限するよう試みます。(例えば、別のワークグループによる使用の制限、ワークステーションで削除したり、再インストールしたり等) そのようなアプローチにおける問題は実行不可能なポイントへの試みであり、柔軟なマルチバージョンのライセンス 使用の利点を利用しないことを意味します。
必要なことは、ユーザーがプロダクトのライセンスを必要とするバージョンをチェックアウトできるようにし、反面同時に別のバージョンのプロダクトへのアクセスを通知したり、制限したりする率先的なアプローチです。
AgentおよびBrokerはオプショナルです。試用にあたりいかなる場合でもご購入の義務は生じませんのでお気軽にお試しください。