OpenLMバージョン4リリース

 

2017年10月15日、OpenLMバージョン4がリリースされ、現在ダウンロードできるようになっています。OpenLM Server、OpenLM Broker、OpenLM Agentの3つの拡張機能(OpenLM Alerts、OpenLM Directory Synchronization、OpenLM Reporting Hub)を含むすべてのOpenLM Coreのコンポーネントに新しい機能が追加されました。関連製品であるOpenLM App Manager バージョン4が並行してリリースされました。

新しいリリースの全機能の付帯したものは、30日間の評価のためにOpenLMのウェブサイトからダウンロードできます。メインテナンス契約中の既存のOpenLMユーザーは無料でアップグレードできます。次のアドレスからダウンロードできます。https://www.openlm.jp/download-line-up/

拡張機能の概要を以下でご説明いたします。

OpenLM Core – OpenLM Serverのコンポーネント

誰がメリットを享受しますか?すべての管理者です。

  1. 複数のプールの拒否。拒否データに利用できるプール情報がない場合でも、OpenLMは適切なライセンスプールを識別できるようになりました。
  2. 構成。新しいライセンスマネージャーの設定が簡単になりました。OpenLM Brokerは通知を送信ますので、ライセンスサーバーの画面で一度だけ承認する必要があります。
  3. システムアラート。アラート画面には、2つの新しいシステムイベントタイプ(OpenLM Brokerコマンド実行ステータスLDAP開始イベントと終了イベント)が表示されます。
  4. デナイアルリポート。電子メールとバージョン情報がリポートに追加されました。
  5. ライセンス使用状況のリポートフィルター。ワークステーションの選択がフィルター画面に追加されました。
  6. ワークステーションのフィルターの改善。ワークステーションのフィルターで任意の数の名前付きワークステーションを選択でき、ワイルドカード(*)を使用できます。
  7. グループウィンドウの改善。ツリービューとリストビューの2つの表示オプションがあります。ツリービューは以前のバージョンと同じです。リストビューが追加され、検索機能が付帯されています。
  8. 新しいAPIメソッド。サマリーリポート、サービスポート、デナイアル、ライセンスアクティビティ、プロジェクト、ユーザーの詳細、グループの詳細、ユーザーベンダーの詳細などのデータを提供する新しい方法が追加されました。
  9. リポーティングのソリューション。ライセンスマネージャー:Sentinel RMSとReprise RLMによるの2番目のリポートソリューション。Sentinel RMS、Reprise RLM、BetaLMおよびLS-DYNAのライセンスのマネージャー用にデナイアルのリポートが追加されました
  10. 組み合わされたアプリケーションの使用状況のリポート。アプリケーションベースのリポートでは、ネットワークベースのライセンスマネージャーを介して取得されているライセンスと、そうでないものがあります。これは、同じアプリケーション、あるいはフィーチャーのネットワークライセンスとワークステーションライセンス間のインスタンスを最適化することや承認されていないライセンスの使用の特定を支援する強力なツールとなります。この機能は、OpenLM App Managerがインストールされ、実装されている場合にのみ適用されます。

OpenLMコア – OpenLM Brokerコンポーネント

誰がメリットを享受しますか?OpenLM Brokerを組み込むOpenLM の設定の管理者

  1. 簡略化された設定。コマンドの定義オプションは、[詳細設定]から[ポートコマンド]に移動され、ポートごとに設定できます。
  2. Windowsサービスの設定。以前はFlexera Flexnetのみで利用可能でしたが、NET START / STOPでのWindowsサービスの設定とデフォルトの開始/停止コマンドは、Windows上でサービスとして実行されているすべてのライセンスマネージャに適用されるようになりました。
  3. RMSの検出。RMSライセンスマネージャの設定は、FlexLM、DSLS、LMXと同じくOpenLM Brokerによって検出されるようになりました。

OpenLM Core – OpenLM Agentのコンポーネント

誰がメリットを享受しますか?OpenLM Agentが実装されているアプリケーションのエンドユーザ

  1. 現在の使用状況のリポート。ページングが追加されました。
  2. パフォーマンスの向上。応答時間の高速化。

OpenLM Directory Synchronization の拡張機能

誰がメリットを享受しますか?OpenLM Directory Synchronization拡張機能が実装されているOpenLMの管理者

  1. edirectory。SSLプロトコルを含むeDirectoryがサポートされるようになりました。
  2. カスタムLDAP属性。ユーザー定義のLDAP属性を指定できるようになりました(オプション: ‘ユーザー属性 – 同じ属性のグループユーザー’)
  3. カスタムLDAPオブジェクト。スキーマカスタマイズオブジェクトを選択するためのオプションが追加されました。(オプション: ‘階層型 – ユーザーグループの作成’)

OpenLM Alertsの拡張機能

誰がメリットを享受しますか?OpenLM Alerts の拡張機能が実装されたOpenLMの管理者 アプリケーションのエンドユーザー

  1. ライセンスマネージャーを起動/停止します。新しいタイプのアラートの要素が追加されました。これにより、ライセンスマネージャーでstart(スタート)、stop(停止)、reread(再読み込み)、またはrestart(再起動)コマンドを実行するよう指定できます。
  2. ライセンス使用量の重複計算。重複した使用を確認する方法を選択できるようになりました。
  3. 関与するユーザーに通知。ルールに応じた使用、セッションの継続時間、および重複したライセンスの使用については、アラートの対象となるユーザーに電子メールを送信するオプションが追加されました。
  4. フィーチャーの使用率の計算。 使用率を集計する方法は、単一のフィーチャー、あるいは選択されたフィーチャーのすべての組み合わせのためにして指定できるようになりました。
  5. 通知用の電子メールの件名。電子メールによる通知アラートの要素にオプションが追加され、電子メールの件名として送信された標準テキストに追加されます。
  6. 電子メールのアラート形式。電子メールのアラートメッセージを読むことがより簡単になりました。

OpenLM Reporting Hubの拡張

誰がメリットを享受しますか?OpenLM Reporting Hubが実装されているOpenLMの管理者

  1. パッケージのサイズ。パッケージ情報が別の情報として追加されました。
  2. アイドル時間。加工されない純粋のアイドルセッションと計算された毎日のアイドル時間にアイドル時間測定表が追加されました。
  3. バージョン管理。バージョンコードがETL起動ファイル、データベースおよびサンプルレポートに追加されました。
  4. すべてのバージョンを単一のフィーチャーとして組み合わせた新しい表(テーブル)。
  5. 互換性。OpenLM バージョン4と完全に互換性があります。
  6. Firebird。Firebirdデータベースがサポートされるようになりました。
  7. SQLサポート。ポートに加えてSQL Serverインスタンスにも接続できます。

OpenLM App Manager

誰がメリットを享受しますか?OpenLM App Managerが実装されている企業や組織の管理者

  1. フローティングライセンスの調整。OpenLM App Managerには、ワークステーションのレベルでモニタリングされているアプリケーションのフィーチャーをライセンスマネージャーが管理する機能にバインドし、それに応じて使用データを調整するオプションが用意されています。上記の「OpenLM Server」の下の「複合アプリケーションの使用のリポート」も参照してください。
  2. プロセスごとのライセンス消費のポリシー。ライセンス消費のポリシー新しいタイプが追加され、同じアプリケーションが同じコンピュータ上で実行されていても、すべてのプロセスがカウントされます。このオプションを使用すると、プロセスモデルごとに動作するソフトウェアをモニタリングし、実行中の個々のプロセスごとにアプリケーションの使用状況を追跡できます。
  3. 条件なしのルール。すべてのユーザーのライセンス取得要請を許可または拒否できるルールが追加されました。
  4. シークエンシング。ほとんどの条件のルールが現在適用されます。
  5. デフォルトの拒否。App Managerがインストールされると、現在すべてのユーザーへのアクセスを拒否するデフォルトのルールが追加されています。
  6. パッケージのルール。ポリシーがパッケージを使用するように構成されている場合、パッケージ名は ‘アプリケーション’として使用できます。
  7. アプリケーションの制限を「無制限」に設定できるようになりました。これは、OpenLM Coreにリポートされた使用量を意味しますが、消費されるライセンスの数は制限されません。